離職率は、年々増加傾向にある。そのため、ハローワークなどの仕事探しの場には、連日多くの求職者で溢れているのだ。
なぜこのようなことが起こってしまうのか、それは求職者と企業側のすれ違いが大きな原因であると言われている。求職者にとっては、仕事の探し方というのは数種類に限られてくる。求人票に記載された情報、企業HPの情報、口コミサイトなどから得られる情報を総合して、応募先を決めることになる。しかし、悲しいことにすべての情報が正確なわけではないのだ。
例えば、飲食業界であれば、月給が高めに設定されており、また週休2日、ボーナスあり、残業なしなどの好条件が書かれていることが多いようだが、飲食業界においてこういった好条件はほぼないに等しいのが一般的である。しかし、人の入れ替わりが激しいこともあり、なるべく好条件を提示しなければ応募すら来ないということになってしまうため、実際とは若干異なる内容の求人票を出しているようだ。
例えとして飲食業界を出したが、こういった傾向は、他の業界にも言える事である。記載された条件と実際の違いから、求職者にとっては「騙された」という思いが強くなり、会社に対して疑心暗鬼になってしまうことから、すぐに退職してしまうようだ。求人票の条件と実際が違うという理由が、離職率を高めている原因の大きな要因の1つなのである。
もちろん、これは許されることではないのだが、特に職人の世界においては目を瞑らざるを得ないというのが現実である。採用後に後悔することがないように、応募前の情報収集で離職率を調べることよって、こういったトラブルを未然に防ぐことができるのだ。